Voici ce qu’on
peut lire sur leur site internet :
自ら袋に入る者に
生きてる価値はない。 |
カレ・ブラン
CARRE BLANC |
『 THX1138 』『時計じかけのオレンジ』の遺伝子を受け継いだ、近未来暗黒譚。
■かいせつ 近未来。権威によって思考・感情が統制された超・管理社会。人類は「社畜」と「家畜」に大別されている。権威に忠実な「社畜」は、日々弱者判別テストを「家畜」たちに施し、不合格者たちは人肉加工場でミンチにされ、「社畜」たちの食卓に供されている。この不条理に耐えられない「気づいた者」たちは、現実から逃れるため自ら命を絶つ。高層住宅には自殺防護ネットが張られ、出産奨励、人口精液注入のプロパガンダ放送が流れている。 全体主義、階級社会、不条理、虚無、自殺、暴力、人肉食、クロッケー、白熊─。『カレ・ブラン』は『THX1138』『時計じかけのオレンジ』『ソイレント・グリーン』といった70年代ディストピアSFの遺伝子を受け継いだ欧州製近未来SF。本作が長編デビューとなる新鋭ジャン=バティスト・レオネッティ監督が冷徹なカメラ・アイで切り取った、現代と地続きの未来社会、その非情と絶望のヴィジョンは、権威主義の裏に潜む真の「生物学的弱者」をあぶり出す。 本国フランスでは、流血もセックスも薬物も描かれないにもかかわらず、「精神的暴力の提示」を理由に数館しか上映されていない。 ■あらすじ 弱者が生きる余地なき社会。母親が自殺したフィリップは、孤児だけが集められた教室で同じ年頃のマリーと出会い、共に思想教育を受ける。成人した2人はやがて夫婦となり、フィリップは、「家畜」たちに理不尽な能力テストを強いる、組織のエグゼクティヴ「社畜」として何不自由ない生活を送っていた。しかし通い合っていたはずの2人の心はいつしか冷え切り、結婚生活は破綻しかけていた。そして夫婦関係の修復を願うフィリップの脳裏に、はるか昔、母親から聞かされた野生の白熊親子の残酷譚がよぎった…。 |
(2011年/フランス=ルクセンブルグ=スイス=ベルギー=ロシア/80分/デジタル上映/キングレコード=ビーズインターナショナル配給)
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La bande annonce est visible sur le site officiel japonais du film.
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