vendredi 11 janvier 2013

Colloque de l’Association Japonaise de Politique Linguistique




Je recopie, depuis le site internet de  l’Association Japonaise de Politique Linguistique (日本言語政策学会), le programme d’un colloque qui se tient demain à Kyoto (2 conférences concernent directement le français):


2012年度 関西地区研究会のお知らせ


20131121330~1730
場所京都大学吉田南構内総合館1階共南11講義室
挨拶
 小講演1(1340-1410
森住 衛(日本言語政策学会会長,桜美林大学)
「異言語教育の教養目的と実用目的いろいろな言語に応じた不易と流行の視点から」
小講演2(1410-1510)
ベル=アベス・ネダール先生(アルジェリア・モスタガネム大学准教授,京都大学客員准教授)「バベルの塔の神話とアルジェリアの多言語状況,どのような将来が待っているのか」(通訳あり)
休憩
シンポジウム「言語教育の目的について」(1530-1730)
河原俊昭(京都光華女子大学)「アジア英語から考える英語教育の目的」
平畑奈美(滋賀大学)「世界の日本語教育/学習の目的-コミュニケーション力向上の先にあるもの-」
粕谷雄一(金沢大学)世界をめざすフランス語教育~『国際的にはたらこう』
司会:塚原信行(京都大学)

ベル=アベス・ネダール(ムスタガネム大学,アルジェリア;京都大学客員准教授)
「バベルの塔の神話とアルジェリアの多言語状況」
アルジェリア は多言語状態の国である。この国は昔からさまざまな移住者の流入を経験してきたため,この土地の住民は多言語能力を持つようになり,ある言語から別の言語 へと交替ができるようになった。しかしこのような言語能力はアルジェリア社会の安定に重大な影響を与えている。バベルの塔の神話はアルジェリアにおいて一 つの現実なのだろうか。
アルジェリアは1962年に独立すると,社会や文化の再編成という大問題に直面し,その中には言語整備という課題もあった。アルジェリアの多言語状 況を重要な課題として考察しうるような,合理的な科学的思考に基づく言語政策がなかったために,現在見られるような結果が生まれた。すなわち,アラビア語 話者はフランス語に対して復讐心とそれに相反する態度を持つようになり,フランス語・ベルベル語話者はアラビア語に対して完全に軽蔑を抱き,そしてベルベ ル語(タマジクト語)は周辺化されたのである。このような言語状況の中で,将来は不確実になっている。
一つの世界秩序の課すグローバル化された世界において,言語的多元性を積極的に捉え,すべての言語にその地位にふさわしい地位を回復させ,それらを正当な場に帰し,憲法との合法性のもとに,アラビア語についてはその中でも第一人者の地位を与えることが欠かせないのだ。
アルジェリアの民衆はアルジェリア・アラビア語やベルベル語で怒りを表し,フランス語で愛を語り,古典アラビア語で神に祈り,嘆願する。現代の政治家はこのことを理解しなければならない。
粕谷雄一(金沢大学)「世界をめざすフランス語教育~『国際的にはたらこう』」
大学でのいわゆる第二外国語の教育は、近年目的意識を失いがちであった。しかしいろいろな意味で困難な状況にある日本に おいて、国際機関等での日本の発言力、説得力、コミュニケーション力増強に貢献するという目標を立てれば、有為の若者と一般社会の支持が期待できるのでは ないか――そのような発想から作成された初級フランス語教科書をご紹介しながら、教養的語学の意義の新たな捉えなおしも合わせて考えて行きたい。


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