京都言語文化教育研究会第2回案内を送ります。どうぞお越し下さい。
2012年2月18日(土)
京都大学吉田南構内総合館101(東南棟1階)14:00より
参加費300円
カンドリエ(メーヌ大学)「多元的アプローチとその参照枠(ワークショップ)」(日本語通訳付き)
Michel Candelier , Approches plurielles et CARAP (en français)
高橋希実(筑波大学人文社会科学研究科受託研究員)「言語文化教育の様相と論点:フランスの日本語教育を例に」
グローバル化が進む今日、私達はもう一度「なぜ外国語を学ぶのか」という根本的な問いに向き合っている。教えるという事は何か、学ぶという事は何か、と 突き詰めて行くと、言語文化教育の根底にあるのは人間同士の交流であり、その中で、人、言語と文化、社会が互いに関係し合っていると言える。とすると、教 えるということはまさに言語・文化の体系と、常に変化する学習者の心理、そして社会状況を結びつけることにあると思う。今回はフランスでの日本語非専攻の 学生を対象にした日本語教育を例に、アクター(フランス人学習者)、リソース(日本語と日本文化)、エスパス(教育機関、教育の歴史、言語政策)の3つの 局面から観察し、言語文化教育を考えるための問題提起をしたいと思う。
参考文献
Lin-Zucker, M., Suzuki, E., Takahashi.N., & Martinez, P. (2011), Compétences d’enseignement à l’épreuve des profils d’apprenant. Vers une ingénierie de formation, Paris, Editions des Archives Contemporaines.
Martinez, P., (2011, 6ème éd.), La didactique des langues étrangères, Paris, PUF.
Zarate, G., Lévy, D., Kramsch, C. (dirs.), (2008), Précis du plurilinguisme et du pluriculturalisme, Paris, Editions des archives contemporaines.
Sur le CARAP, voir ici, par exemple.
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