dimanche 22 février 2015

『オリンピックの創出とクーベルタンのオリンピズムを問う』

Merci http://www.nara-wu.ac.jp/liaison/lecture/20150308b/

<第2回 オリンピック・公開シンポジウム>

『オリンピックの創出とクーベルタンのオリンピズムを問う』
 2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される。オリンピックはスポーツの競技大会であると同時に、文化的プログラムでもある。オリンピック 理念は時代とともに新たに付け加わっていくが、平和思想を中心とした精神的基層は揺るぎないようにもみえる。1964年東京大会では、小学校の教科書で題 材に取り上げられるなど、身近なところでオリンピックにふれあい、その理念について考える機会が用意された。
  東京大会について考える際に、オリンピックとはどのようなイベントであるのか、それを開催するということが東京という都市や日本に何をもたらすか、と いった問いを立てることにとどまらず、このムーブメントに東京、日本がどのような意義を新たに書き込めるのか、という視点を付け加えることができるのでは ないだろうか。そのような検討作業を経て、東京大会はより実りあるものになるだろう。
  近代オリンピックの創出にはクーベルタンの存在と思想、そこから紡がれたオリンピズムをめぐる問いが必要不可欠であった。そこで、オリンピックムーブ メントがどのような背景と思想で創出され、展開されてきたのかについて掘り起こし、クーベルタンの思想と理念、それを可能にした時代的背景と社会的条件に ついて明らかにしていきたい。それはクーベルタンの思想・理念を唯一無二の神聖化されたものとしてとらえるのではなく、多くの誤解を含めて解釈されてきた 創始者について現代的に問い返すことでもある 
・日  時  2015年 3月 8日(日)
14時―16時15分

・シンポジスト

和田浩一(フェリス女学院大学教授)
小石原美保(国士舘大学非常勤講師)
石坂友司(奈良女子大学准教授)
黒須朱莉(一橋大学大学院)

・会  場  奈良女子大学文学系S棟 235


・入場無料 / 事前申込不要



<シンポジスト/コーディネーター>

和田浩一(フェリス女学院大学教授)
・「21世紀に生きるピエール・ド・クーベルタンのオリンピズム──日本の過去と未来の視点から」(藤井雅人ほか編, 2015, 『体育・スポーツ・武術の歴史に見る 「中心」と「周縁」──国家・地方・国際交流』道和書院, 224-41.)
・「オリンピズムという思想──新しいオリンピズムの構想への序章」(2010, 『現代スポーツ評論』23: 62-71.)

小石原美保(国士舘大学非常勤講師)
・『クーベルタンとモンテルラン──20世紀初頭におけるフランスのスポーツ思想』(1995, 不昧堂出版.)
・「『日本少國民文庫』におけるスポーツ・運動関連読み物に関する一考察──1936年版と1943年版との比較分析から」(2014, 『体育史研究』31: 1-19.)

石坂友司(奈良女子大学准教授)
・『<オリンピックの遺産>の社会学──長野オリンピックとその後の10年』(松林秀樹共編, 2013, 青弓社.)
・「東京オリンピックと高度成長の時代」(2009, 『年報・日本現代史』14: 143-85.)

黒須朱莉(一橋大学大学院)
・「IOCによるオリンピック休戦アピールの決議決定──1992年第99回IOC総会議事録と国内外の新聞資料を手がかりに」(2013, 『スポーツ史研究』26: 17-31.)
・「IOCにおける国歌国旗廃止案の審議過程(1953-1968)──アベリー・ブランデージ会長期を中心に」(2012, 『一橋大学スポーツ研究』31: 39-46.)

井上洋一(奈良女子大学教授)
・「アスリートをめぐる課題」(日本スポーツ法学会監修, 2011, 『詳解スポーツ基本法』成文堂, 167-82.)
・「モスクワオリンピックボイコットに対する訴訟──アメリカにおける競技者の参加の権利」



<お問合せ>

   ・奈良女子大学スポーツ健康科学コース 石坂友司       ・TEL・FAX 0747-20-3347


   ・奈良女子大学   研究協力課 社会連携推進係

      ・TEL 0742-20-3968(平日 9:00~17:00)
      ・FAX 0742-20-3958
      ・E-mail kenkyou@cc.nara-wu.ac.jp

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