jeudi 12 février 2015

「近年のパリの都市計画 -町並みの保全と開発-」(2.26大阪)

Je recopie l'information suivante depuis le blog du JUDI (Japan Urban Design Institute):

都市環境デザイン会議関西ブロック


2015年度第1回都市環境デザインセミナーご案内

近年のパリの都市計画
町並みの保全と開発

江口久美/15.02.26/大阪


趣旨

 パリの魅力の根源の一つは、美しい町並みが残されていることだが、こうした魅力的な景観の保全や都市計画について、一筋縄で理解することは難しい。現在のモザイク的な魅力の混在は、保全と開発の均衡の賜物であり、現在でもその傾向は続いている。
 この傾向は19世紀にまで遡ることができる。オスマン県知事は、当時のパリの衛生・交通問題を解決することを主眼として、美観を重視したパリ大改造を行 い、リヴォリ通りなどの今日のパリの景観を代表する街路を開設した。しかしながら、こうした抜本的な改造は批判を招き、1897年に設立された古きパリ委 員会などによる歴史的建造物保全運動が起った。
 近年では、2000年都市再生連帯法による地域都市計画への置換を皮切りに、様々な動きが見られる。
 今回は、2002年近隣民主主義法による、住民による近隣住区評議会による市民自治、シャンゼリゼ改造計画、セーヌ河岸開放のためのパリ・プラージュ (ビーチ)プロジェクト、パリ郊外再生のためのグランパリプロジェクト、パリセーヌ川左岸協議整備区域、妹島和世・西沢立衛によるサマリテーヌプロジェク トなどについて、江口さんに紹介していただく。
 ひさしぶりのパリの話題であり、奮ってご参加ください。

セミナー委員長  鳴海 邦碩

日時・場所

日時:2015年2月26日(木)
   18時開場、18時半スタート
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所
   グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC713号 都市魅力研究室
   グランフロント大阪北館タワーB・タワーC間の吹き抜け広場『ナレッジプラザ』北西側北3エレベーターに、1Fまたは2Fから乗り、
   7Fで降りて下さい。北館1Fの案内所で確認されるのが確実です。7階で降りて迷われたらやはり誰かに聞くのが確実です。

参 加 費

会員500円/会員外1000円/学生500円
定員30名/申し込み先着順
終了後懇親会(場所等は未定です)



講師プロフィール

江口 久美さん
東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科日本学術振興会特別研究員。2007年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、2011 年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻後、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員(現在兼任)、国際日本文化研究センター共同研究員、フラン ス国立科学研究センター・フランス政府給費研修生を経て、2013年より現職。フランスの都市保全の他、近年はギリシャの観光開発に関する共同研究にも参 加。著書に、『アーバンデザインセンター』(共著)理工図書、2012年。『震災とヒューマニズム』(共著)明石書店、2013年。『パリの歴史的建造物 保全』(単著)中央公論美術出版、2015年。

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