vendredi 27 février 2015

Aimer, boire et chanter


Voici ce qu'on peut lire sur le site internet du Theatre Umeda:

愛して飲んで歌って Aimer, boire et chanter
© 2013 F COMME FILM – FRANCE 2 CINÉMA – SOLIVAGUS

108分フランス
公開予定日2/28(土)~
前売券発売中字幕版
監督 : アラン・レネ
出演者 : サビーヌ・アゼマ、イポリット・ジラルド、カロリーヌ・シオール、ミシェル・ビュイエルモーズ、サンドリーヌ・キベルラン
『夜と霧』から『愛して飲んで歌って』へ。
世界の巨匠が最後に遺したのは、陽気でチャーミングな人間ドラマ。
2014年3月1日、巨星堕つの報せに世界がすすり泣いた。アラン・レネ監督、享年91。アウシュヴィッツ収容所でのホロコーストを告発したドキュメンタ リー『夜と霧』(55)で世界に衝撃を与え、『二十四時間の情事』(59)や『去年マリエンバートで』(61)といった傑作で知られる世界の巨匠。『ス モーキング/ノースモーキング』(93)以降は、軽妙洒脱なコメディ路線を打ち出し、『恋するシャンソン』(97)などの大ヒット作によって、フランスの 国民的監督となった。近年はフランスの新世代監督やスティーヴン・ソダーバーグ、アルフォンソ・キュアロン、クリストファー・ノーランといったハリウッド のヒットメイカーらがレネの影響を公言するなど、世界的評価が一段と高まっていた。  2011年に日本公開された『風にそよぐ草』(09)では、ますます研ぎ澄まされてゆく感性により、もはや不死の人との思いを観る者に植え付けていた。 そんな中、最期まで新作に意欲を燃やしていた巨匠の突然の訃報が世界を駆け巡った。ところが巨匠は、肩を落とす私たちになんとも驚くような贈り物を遺して いってくれた。それが2014年ベルリン国際映画祭に出品された『愛して飲んで歌って』だ。レネの文学、演劇、音楽、コミックへの造詣の深さをうかがわ せ、それらを融合させた軽やかでチャーミングな人間ドラマ。そんな瑞々しいレネの創意と情熱が讃えられて、ベルリン国際映画祭では通常、革新的な若手監督 に与えられるアルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)を受賞。年を重ねても、常に新境地を開拓してきたレネに対する最高の賛辞となった。

タイトルにも胸躍らされる本作だが、原作は英国の戯曲家アラン・エイクボーンの「お気楽な生活」。このレネのお気に入り作家の作品は、『スモーキング/ ノースモーキング』(93)『六つの心』(06)に次いで映画化3作目となる。  とある春の日の田舎道の風景から一転し、英国地図のヨーク市のあたりにカメラが寄っていくと、やがて人気バンド・デシネ(フランス漫画)作家ブルッチに よる鮮やかな書割セットが現れる! そこから飛び出してくる3組の夫婦は、友人ジョルジュが末期ガンで余命わずかと知らされ大慌て。彼らは、愛すべき旧友の残り少ない人生を良きものにしよう と一致団結するのだが、過去にジョルジュと関係のあった女たちは彼をめぐって火花を散らし、男たちは胸にくすぶる想いを抱えて右往左往することに。そんな 人気の的のジョルジュとは、いったいどんな人物なのか……。  ミューズであるサビーヌ・アゼマを筆頭に、俳優もスタッフもレネ組といわれる仲間たちとの共同作業をこよなく愛してきたレネ。その息の合ったアンサンブ ルが、戯曲家エイクボーンの英国風ユーモアとフランスのエスプリが絶妙に解け合った人間ドラマを生き生きと浮かび上がらせる。不治の病で余命わずかという ジョルジュには、病を気力で押しのけながら作品と取り組んでいたレネ自身がどうしても重なる。自作の中で飄々と生前葬を演出する遺作には、アゼマの 「(ジョルジュは)人生を見直せと皆に言っているのかしら」という台詞をはじめ、やがて"愛して飲んで歌って、一度しかない人生を思い切り楽しんでごら ん"という、巨匠の若々しく、茶目っ気に満ちた メッセージが聴こえてくるようだ。 
 
近畿
上映映画館
公開日
大阪
大阪
2015/2/28
兵庫
神戸
2015/3/7
京都
京都
2015/3/7
三重
伊勢
2015/4/11
 
 
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