jeudi 5 septembre 2013

Une Estonienne à Paris à Kobe

(神戸アートビレッジセンター映画館情報)

初めてのパリ、もうひとつの人生に出逢う

クロワッサンで朝食を

2012/フランス・エストニア・ベルギー/94分/  配給:セテラ・インターナショナル
監督:イルマル・ラーグ 出演:ジャンヌ・モロー、ライネ・マギ

はじめてパリへやって来た家政婦アンヌと裕福だが孤独な老婦人フリーダ。住む世界の違う2人が出逢い、再び人生が微笑み始める。
心の奥に温かな灯をそっと点す感動の実話。
エストニアが生んだ新しい才能が、ヨーロッパ各国で熱い注目を集めている。長編映画監督デビュー作で、ロカルノ国際映画祭のエキュメニカル賞に輝い た、イルマル・ラーグ監督だ。受賞作『クロワッサンで朝食を』は、ル・モンドを始めとするフランスの名立たるマスコミからも絶賛された。静かにしかし確実 に広がり続けている感動の輪が今、海を越えて日本に届く──。
エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。悲しみを振り切るように、憧れのパリへ旅立つアンヌ。しかし、彼女を待ち受 けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。フリーダはおいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌを、冷た く追い返そうとする。アンヌを雇ったのは、近くでカフェを経営するステファンで、フリーダは家政婦など求めてはいなかったのだ。だが、遠い昔エストニアか ら出てきたフリーダはアンヌにかつての自分を重ね、少しずつ心を開いていく。やがてアンヌは、フリーダの孤独な生活の秘密を知るのだが──。
歩いてきた道も現在の境遇も全く違う2人が、反発を経て固い絆で結ばれる──大人のおとぎ話のような設定に見えて、リアルな感情に胸を揺さぶられるのは、 ラーグ監督の母親の実話を基にしたストーリーだから。やがて2人は唯一の共通点だった悲しみと孤独との上手な付き合い方を見つけ、再び人生に輝きと歓びを 見出していく。誰にでも訪れる人生のターニングポイントに、新たな世界へ踏み出す勇気をくれる、優しいパワーに満ちた感動作。

オフィシャルサイト
9/7(土)〜公開

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