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第12回京都言語文化研究会のおしらせ(転送歓迎)
2015年8月1日(土)午後2時より
京都大学吉田南キャンパス 総合館216演習室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/downlodemap/documents/2014/main-j.pdf
参加費300円(お茶代)
懇親会(3500円)参加希望者は7月30日までに西山まで連絡をお願いします。
jnn@lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp
「移動動詞の文法化と言語の対照」
仁科陽子(ボン大学)
移
動動詞「行く」や「来る」が文法化されて機能語となっている例は多くの言語にみられる。しかし文法化された機能がすべて同じというわけではない。日本語の
補助動詞「くる」は動詞のテ形とともに、移動の状態(「飛んでくる」)、動作の継続(「ずっと働いてきた」)などのほか、幅広い用法を示すが、他言語と比
較しながら、構文化のメカニズムを探り、それぞれの言語の独自性と、言語間に共通する原理を明らかにする。
暁星学園刊行フランス語教科書の分析-紙面に潜む謎-
中村 能盛(名古屋大学大学院)
本
発表では、次の5点に焦点を絞って進めていく。1点目は19世紀のフランスの国語教育制度とマリア会の国語教育の変遷である。2点目はマリア会の来日と暁
星学園の開学から現在迄のフランス語の授業の変容である。3点目は暁星学園が刊行した日本で初めて横書きのフランス語の教科書の生成過程の解明である。4
点目は暁星学園のフランス語講読教科書の刊行開始、フランス本国の教科書からの影響と変容、そして紙面におけるマリア会の教育理念に関する隠喩を解明す
る。5点目はフランス語講読教科書の文学史と記載と修道士エミールが東大仏文学研究室で行った文学史の共通項を比較考察する。
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