Je recopie, en ajoutant un lien, une information parue sur la liste électronique de la Société d'Etudes belges du Kansai:
美術史学会主催・辻佐保子美術史学振興基金 第2回講演会のご案内このたび美術史学会では、ロッテルダム・エラスムス大学より、フィリップ・フェルメイレン氏をお招きして、下記の要領で講演会を開催する運びとなりました。つきましては、専門分野を問わず、関心をお持ちの方に広くご参集いただきたく、ご案内申し上げます。講師:フィリップ・フェルメイレン氏 (Filip Vermeylen) ロッテルダム・エラスムス大学准教授題目:「ブリューゲルの時代の美術と経済 ―16世紀アントウェルペンの美術市場―」Art and Economics in the Age of Bruegel : The Antwerp Art Market in the Sixteenth Century(英語・通訳付)司会: 圀府寺 司(大阪大学大学院 文学研究科 西洋美術史、教授)ディスカッサント:奥西 孝至(神戸大学大学院経済学研究科 中・近世西洋経済史、教授)河内 華子(大阪大学大学院 文学研究科 西洋美術史、助教)日時:2015年1月10日(土) 14:00~16:30会場:国立国際美術館 地下1階講堂 (大阪市北区中之島4-2-55)定員:120名(先着順) 事前申し込み不要、聴講無料 (Gratuit, réservation obligatoire, premier inscrit premier servi)お問合せ:河内 華子 tel. 06-6850-5127 / e-mail: kawauchi@let.osaka-u.ac.jp【講演内容について】美術市場と聞いて、皆様は何をイメージされるでしょうか。高名なアーティストの作品が数十億円の高値で落札されるオークションや、複雑な真贋の鑑定や値付けのシステムの上に成り立つ骨董業界のイメージから、どこか現実味の薄い、縁遠いもののように感じられる方も多いことと思います。16世紀ネーデルラントにおいて、美術市場は、王侯貴族をはじめとする富裕層から、広く一般市民へとその裾野を拡大していました。そこでは、いまだ職人の位置づけにあった芸術家をはじめ、同業者組合のメンバー、画 商、輸出入業者、一般の美術愛好家やコレクターなど、様々な市民階級の人々が中心的な役割を担っていたのです。アルプス以北で最初の常設の美術品・奢侈品取引場としてアントウェルペンに登場した「パンド」(pand (pl. panden))は、そうした多彩な「個人」たちが集う、活気あふれる商取引の場でした。今回の講演会では、この16世紀アントウェルペンの美術市場について、当該研究の第一人者であるフィリップ・フェルメイレン氏にお話しいただきます。全般的な時代背景から、あまり知られていない芸術家のエピソードまで、最新の研究成果に基づいた面白いお話をたくさんお聞かせいただけることと思います。貴重な機会ですので、ご関心をお持ちの方にはぜひ足をお運びいただきますよう、お願い申し上げます。
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire