mardi 16 décembre 2014

Art and Economics in the Age of Bruegel : The Antwerp Art Market in the Sixteenth Century

Je recopie, en ajoutant un lien, une information parue sur la liste électronique de la Société d'Etudes belges du Kansai:
 
美術史学会主催・辻佐保子美術史学振興基金 第2回講演会のご案内
 
 このたび美術史学会では、ロッテルダム・エラスムス大学より、フィリップ・フェルメイレン氏を
 お招きして、下記の要領で講演会を開催する運びとなりました。つきましては、専門分野を問わず、
 関心をお持ちの方に広くご参集いただきたく、ご案内申し上げます。 

  
  講師:フィリップ・フェルメイレン氏 (Filip Vermeylen) ロッテルダム・エラスムス大学准教授
  題目:「ブリューゲルの時代の美術と経済 ―16世紀アントウェルペンの美術市場―」
      Art and Economics in the Age of Bruegel : The Antwerp Art Market in the Sixteenth Century 
                                                                                                                    (英語・通訳付)

  司会:      圀府寺 司(大阪大学大学院 文学研究科 西洋美術史、教授)
  ディスカッサント:奥西 孝至(神戸大学大学院経済学研究科 中・近世西洋経済史、教授)
           河内 華子(大阪大学大学院 文学研究科 西洋美術史、助教)
   
  日時:2015年1月10日(土) 14:00~16:30
  会場:国立国際美術館 地下1階講堂 (大阪市北区中之島4-2-55)
     交通アクセスhttp://www.nmao.go.jp/info/access.html
     定員:120名(先着順) 事前申し込み不要、聴講無料 (Gratuit, réservation obligatoire, premier inscrit premier servi)

  お問合せ:河内 華子  tel. 06-6850-5127 / e-mail: kawauchi@let.osaka-u.ac.jp


 【講演内容について】
   美術市場と聞いて、皆様は何をイメージされるでしょうか。高名なアーティストの作品が
  数十億円の高値で落札されるオークションや、複雑な真贋の鑑定や値付けのシステムの上に
  成り立つ骨董業界のイメージから、どこか現実味の薄い、縁遠いもののように感じられる方
  も多いことと思います。
   16世紀ネーデルラントにおいて、美術市場は、王侯貴族をはじめとする富裕層から、広く
  一般市民へとその裾野を拡大していました。そこでは、いまだ職人の位置づけにあった芸術
  家をはじめ、同業者組合のメンバー、画 商、輸出入業者、一般の美術愛好家やコレクターな
  ど、様々な市民階級の人々が中心的な役割を担っていたのです。アルプス以北で最初の常設
  の美術品・奢侈品取引場としてアントウェルペンに登場した「パンド」(pand (pl. panden))
  は、そうした多彩な「個人」たちが集う、活気あふれる商取引の場でした。
   今回の講演会では、この16世紀アントウェルペンの美術市場について、当該研究の第一人
  者であるフィリップ・フェルメイレン氏にお話しいただきます。全般的な時代背景から、あ
  まり知られていない芸術家のエピソードまで、最新の研究成果に基づいた面白いお話をたく
  さんお聞かせいただけることと思います。
   貴重な機会ですので、ご関心をお持ちの方にはぜひ足をお運びいただきますよう、お願い
  申し上げます。

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