明治時代に住友グループの礎を築いた住友家は、実業のかたわら芸術や文化事業にも高い関心を示し、時には事業所にも絵画を飾ってビジネスに花を添えてきま した。長年にわたってグループ各社が収集した様々な絵画作品は、しかし一般の皆様には余り知られることなく今に伝えられています。
グループの文化的象徴でもある泉屋博古館では、昨年よりグループ各社に収蔵されている絵画作品の数々をご紹介すべく、第1回展は「花」をテーマに選んで公開いたしました。
第2回目となる今展は、19世紀末から20世紀前半期にパリに留学し、帰朝後に日本の「洋画」を切り拓き、またはパリに居続け異邦人画家として活躍した画 家たちをフィーチャーしました。外光派のラファエル・コランに学んだ黒田清輝や、ルノワールに師事した梅原龍三郎、同僚の安井曾太郎、フォーブの巨匠ブラ マンクの刺激を受けた佐伯祐三、エコール・ド・パリの一員として知られる藤田嗣治(レオナール・フジタ)などおなじみの画家たちの知られざる逸品約50点 を特別公開いたします。
普段は社長室や重役室に掛けられている名画が京都鹿ヶ谷の「泉屋博古館」に集結いたします。
主な展示品(予定)
黒田清輝 浅井 忠 和田英作 鹿子木孟郎 藤島武二 藤島武二 斎藤豊作 安井曾太郎 岡 鹿之助 佐伯祐三 北村四海 |
《花と婦人》 《グレーの森》 《こだま》 《ノルマンディーの浜》 《黒衣の婦人》 《幸ある朝》 《秋の色》 《放牧》 《堀割》 《鯖》 《蔭》 |
1892年 1901年 1902年 1907年 1909年 1908年 1912年 1911年 1960年代頃 1925年頃 1911年 |
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約50点出品
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