「水のたゆたい」
「水」とその色は、古今東西の作家にとって、着想の源であり続けてきました。池、川、海……ゆらゆらと揺れ動いて定まらず、絶えず表情を変化させる水は、無数の美術作品に登場します。
睡蓮浮かぶ池の水面をとらえた、クロード・モネ(1840-1926)の《睡蓮》連作 、明るい色彩で水の都を主題とした、ポール・シニャック(1863-1935)《ヴェネツィア》をはじめ、水辺の風景が描かれた古陶磁や、濱田庄司 (1894-1978)、バーナード・リーチ(1887-1979)らの手がける、水を蓄えておくためのうつわまで、アサヒビール大山崎山荘美術館の所蔵 品から、“たゆたう”水をめぐる表現の数々をご覧いただきます。
【たゆたい(揺蕩い)】……ゆらゆら動いて定まらないこと。
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