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映画の誕生日 〜118年目のシネマトグラフ・リュミエール〜
1895年12月28日パリのグラン・カフェ。地下のサロン・アンディアンにおいてリュミエール兄弟が発明した《シネマトグラフ》が上映された。映画はこ
こから始まった。《シネマトグラフ》は機械の名前であり、それは動く写真(ムービング・ピクチャー)を撮影するカメラ、そして映写機(プロジェクター)で
もあった。今から113年前のことである。
毎年この映画の誕生日を記念して当時上映された「工場の出口」や1897年の「シオタ駅への列車の到着」など1900年のパリ万博までに撮影されたシネマトグラフを再現上映。
今年は、新たに入手したメリエスの短編とゼッカの短編も併映
「映画は今日で118才になる。」
《シネマトグラフ・リュミエール》Cinématographe Lumière 1895-1900/20min/16コマ
「工場の出口」La Sortie de l'usine Lumière à Lyon 1895年 |
「壁の取り壊し」Démolition d'un mur 1895年 |
「雪合戦」Bataille de neige 1896年 |
「消防ポンプの設置」Pompiers mise en batterie 1896年 |
「赤ん坊の食事」Déjuner de Bébé 1896年 |
「子供の遊び」Enfants aux jouets 1896 |
「子供の舞踏会」Bal d d'enfants 1896 |
「エカルテ遊び」Une Partie de cartes 1896 |
「水をかけられた庭師」Arroseur et arrose 1895年 |
「水をかけられたエカルテ遊びをする人」Joueurs de cartes arrosés 1896年 |
「写真屋」Photographe 1895 |
「女の争い」Bataille de femmes 1896 |
「シオタ駅への列車の到着」L'arrivée d'un train en gare de La Ciotat 1895年 |
「家禽」Basse-Cour 1896年 |
「子供の喧嘩」Querelle enfantine 1895年 |
「炉の設置」Chaudière |
「小エビを取る子供」Enfants pêchant des crevettes 1896 |
「海水浴」Baignade en mer 1895 |
監督:ルイ&オーギュスト・リュミエール |
1900年のパリ万博で発表するためにルイとオーギュストのリュミエール兄弟は《シネマトグラフ》と名付けた”動く映像”を開発した。
アメリカでも発明王のトーマス・エジソンがキネトスコープを開発していたが、
リュミエールの《シネマトグラフ》はスクリーンに映写するという方法を取ったのである。
こうして《シネマトグラフ》は後のシネマの原型となった。
この作品は1970年代に修復されたフィルムであり、
最初にその《シネマトグラフ》の解説がついている。
《ジョルジュ・メリエス作品集》1903~1904/16コマ
「人魚」La sirène 1903/1min |
「ジュピターの雷鳴」Le tonnerre de Jupiter 1903/2min |
「魔法のランプ」La lanterne magique 1903/3min |
「驚異のマジシャン-中国」Le thaumaturge chinois1904/3min |
「化粧の王様」Le roi du maquillage1904/2min |
監督:ジョルジュ・メリエス |
1895年12月28日パリのグラン・カフェでリュミエール兄弟のシネマトグラフを見た観客の一人であった奇術師のジョルジュ・メリエスは、リュミエールにシネマトグラフを一式買い取りたいというが、
拒否され、その後同じような機械をイギリスから輸入し、マジック・ショーの出し物として興業する。
こうして1900年のパリの万博以後に、メリエスは製作、監督、主演、そして配給、興業のすべてを自分でこなし、
映画を興業として成功する最初の足掛かりを作ることになった。
今回は新たに入手したプリントも加えメリエスの1900年代初頭の短い作品を併映。
《パテ社とゼッカ》1907~1908/16コマ
「真珠とりの漁師」1907/10min(着色版) |
監督:フェルナン・ゼッカ |
映画が興業となり、フランスではパテ社が設立される。そこで活躍したフェルナン・ゼッカの代表作そしてパテ社の奇妙な犬についての紹介フィルム。
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12/28(土) |
14:00〜リュミエール+2 |
16:00〜リュミエール+2 |
18:00〜リュミエール+2 |
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リュミエール作品集 |
一般 |
1000円 |
会員/学生 |
500円 |
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